FP(ファイナンシャル・プランナー)3級試験の合格率を徹底検証

FP試験は3級の場合は、そんなに難しくないとよく説明されてきました。だからといって「なめてかかっても受かります」なんてことではありませんが……。 その辺りの事情を分かりやすく説明するには、合格率のデータを参照するのが最適でしょう。きんざいと日本FP協会の合格率の過去10回の推移をこの場を借りて引用したいと思います。

きんざい主催のFP3級試験の合格率

 

学科試験

実技試験

受験者数

合格者数

合格率

受験者数

合格者数

合格率

平成25年1月

34,675名

25,106名

72.4%

39,993名

24,465名

61.2%

平成25年5月

25,897名

17,659名

68.2%

29,207名

19,437名

66.5%

平成25年9月

30,850名

21,675名

70.3%

32,212名

18,151名

56.3%

平成26年1月

30,212名

19,151名

63.4%

33,935名

22,679名

66.8%

平成26年5月

22,495名

12,940名

57.5%

22,881名

11,967名

52.3%

平成26年9月

28,772名

22,252名

77.3%

29,490名

19,691名

66.8%

平成27年1月

26,933名

18,642名

69.2%

29,376名

19,179名

65.3%

平成27年5月

21,079名

11,767名

55.8%

22,305名

14,225名

63.8%

平成27年9月

28,438名

18,898名

66.5%

27,649名

18,112名

65.5%

平成28年1月

30,455名

17,013名

55.9%

30,358名

17,666名

57.9%

日本FP協会主催のFP3級試験の合格率

 

学科試験

実技試験

受験者数

合格者数

合格率

受験者数

合格者数

合格率

平成25年1月

10,258名

8,568名

83.5%

9,964名

8,201名

82.3%

平成25年5月

8,550名

7,069名

82.7%

8,595名

7,698名

89.6%

平成25年9月

11,602名

9,549名

82.3%

11,238名

10,125名

90.1%

平成26年1月

12,283名

9,596名

78.1%

11,891名

10,297名

86.6%

平成26年5月

10,118名

7,787名

77.0%

9,563名

8,971名

93.8%

平成26年9月

12,925名

11,029名

85.3%

11,992名

9,773名

81.5%

平成27年1月

13,163名

10,701名

81.3%

13,043名

11,666名

89.4%

平成27年5月

9,778名

7,518名

76.9%

9,345名

8,466名

90.6%

平成27年9月

13,622名

10,616名

77.9%

12,816名

10,783名

84.1%

平成28年1月

16,583名

11,380名

68.6%

15,783名

12,879名

81.6%

きんざいと日本FP協会を対照させると、日本FP協会のほうが合格率が全体的にべらぼうに高いのが見えてきますね。それでは、日本FP協会のほうが3級試験に合格しやすいのでしょうか? 残念ながらそんなことはありません。事態はそこまで単純明快ではないのです。この合格率の結果にはからくりがあります。

日本FP協会は受験者が(きんざいと比べたら)だいぶ少ないのがわかりますね。これはきんざいよりも日本FP協会のほうが受験者の学力水準が高いことと、実技試験の問題の違いにあります(実技試験の範囲も重なっているのですが、問題の出し方は違います。単純に、「日本FP協会のほうが、難易度が低い」と言い切ることもできないのですが)。

きんざいと日本FP協会、どちらでFP3級を受けるかを決めるにあたっては、それぞれの試験問題の特徴等をしっかりと見てから決めたほうがいいでしょう。適当に決めるのは賢明な態度だとはいいがたいです。

いずれにしてもFP3級試験は確かに合格率が高いといえば高いですね。合格のための方法論も学校や通信講座等ですでにお膳立てされています。それをきちんとやっていけば恐れることはありません……ただし特にきんざいのほうでは、どうしても真面目に勉強をしないまま試験に臨む人が多いとよくいわれています。時間を無題にしないためには、油断せずに受験勉強をするべきでしょう。

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